旅の終わりに


半年間の私たちのゲシュタルト・グループセラピーの旅が終わりました。私たちそれぞれにとって、この半年はどのような体験だったでしょうか?

グループセラピーは、砂漠を横断するキャラバンのようなものだ、とたとえられることがあります。私たちの人生の旅も、ときには砂漠を歩くような過酷なものになることがあります。

そんなとき、旅の仲間とキャラバンを作って、互いに支えあったり、助け合ったりすることで、困難を共に乗り越えて成長することができるかもしれません。

「行きて帰りし物語」は、古今東西のさまざまな神話や物語に共通したプロットですが、グループセラピーの旅も同じように、未知の世界に仲間と共に旅をして、試練を乗り越え、何かを得て、また日常に戻っていきます。

そこで得られた何かが、みなさん一人一人にとって、豊かで学びの多いものであることを願っています。

それぞれの人生の旅の途中で、またどこかで出会うことができますように。

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ゲシュタルト・グループセラピー(GGT)の第一期が終わり、現在、ポストインタビューや心理テストを実施したところです。

つい先日、スタッフ(ファシリテーター)4人で、半日くらいミーティングを行い、
「やっぱり今後もこういう場を作っていきたいよね」ということになりました。

そのミーティングで、今後、いろいろな活動を計画していくためのプロジェクト名を決めることになり、いろんなアイデアが出た中で、「GGTラボ」に落ち着きました。

遊び心をもってさまざまな関わり方や表現の仕方を安全に「実験」してみることができる場を作っていきたいという思いからの名称です。

他にも、「ゲシュタルト温泉物語」とか「集まれ!ゲシュタルト広場」「我と汝とゲシュタルト」なんてアイデアも出たのですけれども。

ゲシュタルト心理学者でグループ・ダイナミクスに注目したクルト・レヴィンが、1947年に開発した「ラボラトリー方式の体験学習」も少し意識しています。

というわけで、近々、新しい旅が始まる予定です。

よろしければ、ご同行ください。