GGTラボについて

ゲシュタルト・グループセラピー研究会(GGT Lab.)

ゲシュタルト・グループセラピー研究会(Gestalt Group Therapy Laboratory : GGT Lab.)は、ゲシュタルト療法とそれに基づいた集団心理療法を行うことで、私たちの住む日本の社会に、「対話」と「気づき」の場を作っていくための、実験的な場づくりプロジェクトです。

ゲシュタルト療法のオープン・ワークショップや、自己成長のための継続的なグループセラピー(集団精神療法、グループカウンセリング)などを行っています。

​また、ゲシュタルト療法やグループセラピーについての共同研究も実施しています。

コア・メンバーは、ゲシュタルト療法のファシリテーター・トレーニングコース(日本ゲシュタルト療法学会認定)を修了したファシリテーターです。医師や臨床心理士・公認心理師、大学教員、EAPスタッフとしてそれぞれ活動しながら、ゲシュタルト療法への関心を共有して、共に「場づくり」をしてきました。

もともとは、トレーニングコース(ゲシュタルトネットワーク関西主催)を修了した後の自己研鑽の場として、「ゆるゲシュ」というワークショップを開催してきたのがきっかけです(オープンのワークショップは2021年から行っています)。

2023年10月から2024年3月にかけて、大同生命厚生事業団の研究助成を受けて、4名のメンバーでゲシュタルト・グループセラピー(GGT)の効果研究プロジェクトを行いました(GGT効果研究の詳細)。

​GGTやオープンワークショップをこれからも開催していき、日本社会に(というと大袈裟ですけれども、できれば身近な人たちの間に)、「気づき」と「対話」が少しでも増えていくような場を続けて持ちたいという思いから、改めて「ゲシュタルト・グループセラピー研究会」(GGTラボ、もしくはゲシュラボと呼んでいます)を立ち上げました。


「Laboratory=実験室」なんていう名称をあえてつけるのは、グループセラピーという営みは、私たちがそこでこれまではやってこなかったことを表現してみたり、今までとは違うかかわり方を試してみたり、あるいはときには安全にぶつかりあってみたりすることを試みる場だと考えているからです。


スタッフ/ファシリテーター




加藤良徳

大阪体育大学教育学部で教師教育をしています。ゲシュタルト療法のトレーニングコースを終了し、ドラマセラピーも学びました。平仮名の研究で学位をとっています。現在、実存的空虚感にともなう行き詰まりを打破するゲシュタルトのアプローチを考案中です。



酒井志保

株式会社こころ機構で働く方向けのカウンセリングをしています。ゲシュタルト療法のファシリテーターとしても修行中の身。ゲシュタルト療法を活用し組織力向上や、働く上で人との関わりに難しさを感じる方へのサポートを実現させたいと試行錯誤の最中。太極拳三級、二児の母。


南川哲寛
がん診断を本業とする傍ら、産業医・労働衛生コンサルタント、産業保健法務主任者として「二足の草鞋」を履き、メンタルヘルスケアとカウンセリングを行なっています。



久松睦典

臨床心理士・公認心理師。芦屋市にある「かささぎ心理相談室」で開業カウンセラーをしています。また、精神科病院・心療内科の心理士、スクールカウンセラーもしています。個人カウンセリングと並行して、病院や学校などで、さまざまな形のグループを行ってきました。